被爆の程度/内部被爆・外部被爆

被爆の状況による人体が受ける影響の違い

同じ放射線量を浴びた場合でも、短時間に急激に浴びる場合と長時間をかけて浴びる場合とでは、人体が受ける影響は異なります。
原子力発電所以外の場所であれば、急激な被爆をすることはあまり考えられないでしょうし、避難の指示を受けている地域以外では、そんなに多くの放射線を浴びることは通常ないと思われます。

でも、少しの放射線量であっても長時間にわたって浴びると、体内に溜まって危険なのではないかと思う人がいるかもしれません。
もちろん、浴び続ける放射線量にもよりますが、通常の生活で自然に被爆する程度であれば、問題はないと言えます。
それは、先にお話ししたように、人体には傷ついたDNAを自分で治す力が備わっているからです。

外部被爆と内部被爆

ところで、被爆には2種類あります。 放射線を体外から浴びる外部被爆と、放射性物質が体内に入り、そこから放射線が放出される内部被爆です。

外部被爆は、空気や土ぼこりなどに放射性物質が含まれている場合、衣類や髪の毛、皮膚に放射性物質が付着して放射線を浴びることで起こります。
できるだけ皮膚の露出を防ぐために、マスクをしたり、メガネや帽子、衣類等で対処することが必要です。
外出後は体をよく洗うことで、ある程度は放射性物質を取り除くことも可能とされています。

しかし、内部被爆の場合は、自分で体内の放射性物質を取り除くことはできないため、外部被爆よりも影響を受けやすいと言えます。
ただ、体内から汗や尿等で排泄されることと、放射性物質に半減期があることを考えると、少しずつではあっても放射性物質を体外へ排出することは可能です。

問題となるのは、特に半減期の長い放射性物質の場合です。
放射能に汚染された食べ物や水を日常的に多く摂取することも、このような危険性にさらされてしまう原因のひとつになると思われます。

 

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